年齢を重ねる中で「若い頃に買った指輪が似合わなくなったかも…」と感じることはありませんか。おばあちゃんの手やしわしわの手になったからといって、指輪のおしゃれを諦める必要は全くありません。
むしろ、今のあなただからこそ似合う、素敵な指輪がたくさんあります。この記事では、失敗や後悔をしないための指輪の選び方から、70代になっても楽しめる普段使いのヒント、結婚指輪買い替えのポイント、そして年代に合わせた指輪の付け方まで、幅広く解説していきます。
- 年齢を重ねた手元に似合う指輪選びの具体的なコツ
- 60代・70代におすすめのデザインや素材
- 結婚指輪の買い替えや重ね付けのアイデア
- 指輪を長く愛用するためのアフターフォローの重要性
おばあちゃんになっても似合う指輪|選び方のコツ
- しわしわの手でも似合う指輪選びのポイント
- おばあちゃんの手だからこそ似合うデザイン
- 高品質な素材で手元を上品に
- シンプルなデザインは長く愛用できる
- 70代の指輪は華やかさがカギ
しわしわの手でも似合う指輪選びのポイント
年齢を重ね、しわが気になり始めた手元には、選び方にいくつかのポイントがあります。指輪が似合わないと感じる原因は、手の変化と指輪のデザインが合っていないことかもしれません。
まず考えたいのは、リングの幅です。年齢とともに指の関節が太くなったり、全体的にしっかりとした印象になったりすることがあります。
そのような手に華奢すぎる細身のリングを合わせると、指の太さがかえって強調され、アンバランスに見えてしまう可能性があります。
そのため、ある程度のボリューム感がある、幅3mm前後のリングから試してみるのがおすすめです。幅広のデザインは視線が指輪に集まるため、手のしわを目立ちにくくする効果も期待できます。
次に、パーソナルカラーを意識することも大切です。肌の色が黄みがかった「イエローベース」の方ならゴールド系、青みがかった「ブルーベース」の方ならプラチナやホワイトゴールドといったシルバー系の色がなじみやすいとされています。
パーソナルカラーに合った素材は、手元のくすみを払い、肌を明るく見せてくれます。これは生涯変わらない要素なので、一度調べておくと長く使える指輪選びの確かな基準になるでしょう。
おばあちゃんの手だからこそ似合うデザイン
若い頃は少し気後れしてしまったような、華やかでボリュームのあるデザインが似合うようになるのは、年齢を重ねたからこその特権です。おばあちゃんの手には、人生経験がにじみ出るような深みと落ち着きがあります。
例えば、大ぶりの宝石があしらわれた指輪や、複数の宝石が並んだデザインは、豊かな存在感で手元を彩ります。
若い頃には少し派手に見えたかもしれないデザインも、今のあなたなら品良く、そして堂々と身につけることができるはずです。シンプルな装いに合わせることで、指輪が主役の洗練されたコーディネートが完成します。
また、ダイヤモンドのような宝石を選ぶ際は、その品質にこだわることが、大人の女性の品格を高めます。カットや透明度など、質の高い宝石が放つ本物の輝きは、しわの刻まれた手にこそ、一層の深みと美しさを与えてくれます。年齢を重ねたからこそ楽しめる、本物の輝きを選んでみてはいかがでしょうか。
高品質な素材で手元を上品に
おばあちゃんになっても長く愛用する指輪を選ぶなら、素材の品質には特にこだわりたいところです。K18(18金)やプラチナといった高品質な貴金属は、見た目の美しさだけでなく、実用的なメリットも兼ね備えています。
素材がもたらす輝きと耐久性
K18ゴールドやプラチナは、変色やサビに強く、アレルギー反応も起きにくいとされています。毎日身につける結婚指輪などはもちろん、特別な日のための一本であっても、長く美しい状態を保てることは大きな利点です。
これらの素材が持つ重厚感と深みのある輝きは、年を重ねた肌にしっくりとなじみ、手元全体を上品な印象に格上げしてくれます。
資産価値としての側面
高品質な素材から作られたジュエリーは、単なるアクセサリーではなく、資産としての価値も持ち得ます。
もちろん、購入時の予算には限りがあると思いますが、少し背伸びをしてでも質の良いものを選んでおくことで、結果的に満足度が高く、長く愛用できる一本となる可能性が高いです。流行に左右されない本物の輝きは、次の世代に受け継ぐこともできる、価値ある投資と言えるかもしれません。
シンプルなデザインは長く愛用できる
これから先、何十年も身につけることを考えるなら、奇をてらった個性的なデザインよりも、シンプルでオーソドックスなデザインを選ぶ方が賢明です。ファッションの好みが変わるように、アクセサリーの好みも年齢とともに変化していきます。
印象が強すぎるデザインは、購入当初は新鮮に感じられても、時間とともに飽きがきてしまい、次第に身につけなくなってしまうことがあります。その点、時代を超えて愛され続けるクラシックなデザインは、いつまでも古びることがありません。
例えば、人気ブランドが長年作り続けている定番ラインの指輪は、デザインの完成度が高く、多くの人に支持されてきたという実績があります。
ストレートラインのリングや、一粒の宝石をあしらったソリティアリング、あるいは小さなダイヤモンドが連なるエタニティリングなどは、その代表格です。
これらの普遍的なデザインは、どんなファッションにも合わせやすく、TPOを選びません。これから先の10年後、20年後も、あなたの指先で飽きることなく輝き続けてくれることでしょう。
70代の指輪は華やかさがカギ
70代になると、より一層、華やかで存在感のある指輪が似合うようになります。肌の質感が変わり、少し寂しい印象になりがちな手元に、輝きの強い指輪をプラスすることで、驚くほど生き生きとした表情が生まれます。
この年代の方には、大きめのカラーストーン(色石)を使った指輪もおすすめです。サファイアの深い青や、エメラルドの鮮やかな緑、ルビーの情熱的な赤など、豊かな色彩は手元に明るさをもたらし、見る人の心を楽しませてくれます。ご自身の誕生石や、好きな色の宝石を選ぶのも素敵です。
また、パールの指輪も70代の女性にふさわしい選択肢の一つです。パールの持つ、優しく奥深い光沢は、他の宝石にはない気品と洗練を演出します。
フォーマルな場はもちろん、普段の装いに取り入れることで、ぐっとエレガントな雰囲気を高めることが可能です。70代だからこそ似合う、大胆で美しい指輪を選び、おしゃれを存分に楽しんでください。
おばあちゃんになっても似合う指輪|年代別の楽しみ方
- 60代の普段使いにおすすめの指輪
- 60代の指輪の付け方は重ね付けが素敵
- 60代の結婚指輪買い替えのポイント
- サイズ直しができるお店選びも大切
- おばあちゃんになっても似合う指輪でおしゃれを楽しもう
60代の普段使いにおすすめの指輪
60代の普段使いの指輪には、着け心地の良さと、日常の装いを格上げしてくれる上品さを両立させることが求められます。毎日身につけるものだからこそ、デザインだけでなく実用性も考慮して選びましょう。
おすすめなのは、表面に凹凸が少なく、引っかかりにくいデザインの指輪です。家事や趣味の時間を邪魔しない、滑らかなフォルムのものが適しています。
例えば、リングの全周に宝石が埋め込まれたエタニティリングの中でも、レール留めという技法で石を留めているタイプは、爪が立っていないため、衣類などに引っかかりにくく安心です。
また、地金のみで作られた、少し幅のあるリングも普段使いにぴったりです。プラチナやゴールドの持つ素材そのものの美しさを楽しむことができ、シンプルながらも確かな存在感を放ちます。
ぽってりとした丸みのある甲丸(こうまる)と呼ばれるデザインは、指なじみが良く、長時間つけていても疲れにくいというメリットがあります。
60代の指輪の付け方は重ね付けが素敵
手持ちの指輪が「なんだか物足りない」「今の自分の手には少し細すぎるかも」と感じ始めたら、重ね付けを試してみる絶好の機会です。特に60代になると、一本でつけるよりも複数の指輪を組み合わせることで、手元にボリュームと華やかさが生まれ、より洗練された印象になります。
結婚指輪との重ね付け
長年愛用してきた結婚指輪に、新しい指輪をプラスするスタイルは特におすすめです。定番の組み合わせは、結婚指輪とエタニティリングです。ダイヤモンドの輝きが連なるエタニティリングは、シンプルな結婚指輪に華やかさを添え、二本が一体となって幅広のリングのように見せてくれます。
異素材の組み合わせ
プラチナの指輪とイエローゴールドの指輪のように、異なる色の素材を組み合わせるのも上級者のおしゃれです。コンビカラーのリングは、コーディネートの幅を広げ、より個性的な手元を演出します。
色の組み合わせに迷った際は、ご自身のパーソナルカラーを基準に、肌なじみの良い色を多めにするとバランスが取りやすいです。
60代の結婚指輪買い替えのポイント
結婚から数十年が経ち、60代という節目に結婚指輪の買い替えを検討するご夫婦は少なくありません。サイズが合わなくなった、デザインの好みが変わった、あるいは経済的に余裕ができたことで、当時憧れていた指輪を手に入れたいと考えるのは自然なことです。
買い替えの際に重視したいポイントは、「これからの人生に寄り添う一本を選ぶ」ということです。若い頃とは違い、ものの価値を見極める目が養われている今だからこそ、流行に左右されず、品質や着け心地にこだわって選ぶことができます。
素材は変質しにくいプラチナやK18が基本ですが、金属アレルギーが心配な方は、チタンなどのアレルギーフリー素材も選択肢に入れると良いでしょう。
デザインについては、前述の通り、これからの10年、20年先を見据えて、シンプルで飽きのこないものがおすすめです。夫婦の歴史を象徴する大切な指輪だからこそ、お二人でじっくりと話し合い、心から納得できるものを選んでください。
サイズ直しができるお店選びも大切
指輪を購入する際には、デザインや価格だけでなく、購入後も長く付き合えるお店かどうかを見極めることが非常に大切です。特に年齢を重ねると、体型の変化によって指のサイズが変わることは珍しくありません。
そのため、指輪を購入するお店が、サイズ直しや修理、クリーニングといったアフターフォローをきちんと提供しているか、事前に必ず確認しましょう。
多くのブランドや宝飾店では、自社製品に対して保証期間を設けたり、有料でメンテナンスを受け付けたりしています。アフターフォローの内容や料金体系は店舗によって異なるため、購入時に詳細を尋ねておくと安心です。
信頼できるお店で購入した指輪は、定期的なメンテナンスを行うことで、購入した時のような輝きを保ち続けることができます。
万が一、石が緩んだり、リングが変形したりした際にも、購入店であればスムーズに対応してもらえる可能性が高いです。一生ものとして指輪を選ぶなら、お店の信頼性も重要な判断基準の一つとなります。
おばあちゃんになっても似合う指輪でおしゃれを楽しもう
この記事では、年齢を重ねても指先のおしゃれを楽しむための、指輪選びのコツや楽しみ方について解説してきました。最後に、重要なポイントをまとめておさらいします。
- 年齢を重ねた手には細すぎるリングよりボリュームのあるものが似合う
- 指輪の幅は3mm前後を目安にするとバランスが良い
- パーソナルカラーに合う素材は肌をきれいに見せる
- イエローベースの肌にはゴールド系がなじむ
- ブルーベースの肌にはプラチナやシルバー系が映える
- 大ぶりの宝石や華やかなデザインは年齢を重ねたからこそ似合う特権
- 高品質な素材(K18やプラチナ)は変色しにくく長く愛用できる
- 奇をてらったデザインよりシンプルでオーソドックスなものが飽きない
- 70代はカラーストーンなどで手元に明るさを加えるのがおすすめ
- 60代の普段使いには引っかかりにくい滑らかなデザインが良い
- 手持ちの指輪にエタニティリングなどを重ね付けすると華やかになる
- 結婚指輪の買い替えはこれからの人生を見据えて品質重視で選ぶ
- 将来のサイズ変更に備えアフターフォローが充実した店を選ぶ
- 定期的なメンテナンスで指輪の輝きは保たれる
- おばあちゃんになっても似合う指輪は自信と輝きを与えてくれる